イモトって本職なんだっけ?
アウトですこんばんはー
でも最近一番面白いと思ってみてるのがイッテQ
今日はやっと「風立ちぬ」を見てきた。
子供が途中で泣き出してた。あれは内容的に大人向けって言うか
子供に見せる映画じゃないよね。歴史のバックグラウンドをある程度理解してないと
まったくわかんないもんね。
関東大震災だな、とか、第二次世界大戦のことだな、とか、満州事変だな、とかね。
すごい小さいころ見たとしたら「なんだかよくわかんないけど印象的な映画。夢だったかも」と思うような印象。
俺にはでも、ダメだった・・・というのは、
事前にこの映画の効果音が人の声というのを聞いていたため、
一番最初のプロペラ音のところで人が一生懸命マイクに向かって唇をブルブルブルーってやってるところを
イメージしてしまい(実際にそうやって集音したんだろうし)、
そういう人間の手垢というか、変な生生しさ(画面からつばが飛んで来そう)が想起されて
すごく嫌だった。関東大震災の時の地鳴りもおそらく人の声で、
それも嫌だった。俺は東日本大震災の時その音を聞いたが、あんなんじゃなかった。
しかも思いっきり「がっしゃーん」って言ってるところがあってそこも萎えた。
ちゃんとプロペラの音はプロペラの音を集音してほしかったなあ。
まあ、その人声効果音のおかげでますます宮崎駿の狂った世界観が際立ってたけど。
あと、次郎さんの最初の三つ子のいじめっこのしゃべってることが
聞けそうで日本語になってないこと、会議で将校たちや上役のしゃべってることが聞こえそうで聞こえないこと、
それによって次郎さんという人の意識がどこにフォーカスされているかがよくわかって、すごいなあと思った。
でもたぶん、DVDとかで手元に置いて繰り返し見る気はおきない
やっぱりその効果音が耳について嫌だ。
あと、声優さんが、次郎さんの少年時代のはきはきした聡明そうな声から大人になって急に棒読みの
ぼそぼそした感じのしゃべりになる。(親友の本条さんがすごいかっこよくて頭よさそうなのと対照的)
そのまま朴訥としたままで一貫してくれれば「こういう感情表現がこの人なんだなー」と思うところ、
途中から割りと感情豊かになってしまうので、なんか違和感を感じざるを得なかった
それはそれまであまり感情を表現しなかった次郎氏が急に「大好きだ」とか言ってキスしまくるのにも
違和感を感じたのだが。あんなにキスしなくてよくなかった?なんか奥さんが布団をめくるのなんか、
やましい気持ちが俺にあるのかもしれんが、この映画の中には不要な下世話なシーンだなと思った。
まあいい。俺の中でジブリの最高峰はナウシカで、それで終わりなんだな。
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